個別銘柄をどう選ぶか~「レーティング情報」は参考になるか?~
株式投資をする際、どんな銘柄を選んで売買するかというのは非常に重要です。ニュースでは大抵、日経平均株価の動向が報じられるだけですが、個別株の値動きというのは実は銘柄によってかなりまちまちであるからです。相場全体が上がっているのに何故かその株だけ上がらない、とか、逆にマーケットが大暴落しているのにその株だけ逆行高を演じる、というような光景もしばしば目にします。
では、それは何故なのでしょうか。
株価の上下というのは結局「需給」、すなわちその時点でその株を買いたい人と売りたい人のどちらが多いかで決まります。
その株を売る人は居ても買う人が居なければ、いくら上昇相場でも上がりませんし、買う人は居ても売る人が居なければ、下落相場でも下がらないのです。
では、その株を買いたい人と売りたい人のどちらが多いのか?ということはどうやって知るのか。その一つの目安になるのが、「証券アナリストによるレーティング情報」です。
例えば多くのアナリストが「売り」の評価を下している銘柄をわざわざ買う人は少ないでしょう。基本的には、レーティングの高い銘柄を買えば儲かる確率は高いといえます。
ですから、銘柄選びの際にはこのレーティング情報も参考にするとよいでしょう。レーティング情報は、例えばネット証券各社の個別銘柄情報の欄に掲載されています。
但し、相場というものはそう簡単なものではありません。皆が買いだと言っている株を「売り」だという人は確かに少ないでしょう。ですが、そんな風に「買い」の判断を下すのが当たり前、のような状況になると、逆に買う人は減っていきます。買いが当たり前なのであれば、みんなが買うわけです。するといずれは、みんなが既に買っている、という謂わば「お腹いっぱい」の状態が出来上がります。既に買っている人は、もう売るしかありません。そして…下落が始まるのです。
レーティング情報は確かに有用ですが、この「お腹いっぱい」状態になっていないかどうかは、慎重に判断する必要があるのです。